「できたぞ、直江」
「美味しそうですね。何というカクテルですか?」
「名づけてキハチ・スペシャル。オレのオリジナルカクテルだ」
「キハ……」
「鬼八の毒素がたっぷり入った、シビれるくらい美味いカクテルだ。さあ、遠慮しないで飲めよ」
「た、高耶さん……(涙目)」
「どうした?(にっこり)」
「い、いただき…ます…って、これ、イチゴ味…?」
「そうだよ。鬼八なんて冗談にきまってるだろ、馬鹿」
「(ホッ)」
「直江」
「はい?」
「誕生日、おめでと」
「た、高耶さんっ……(再び涙目)」
2012年の直江誕生日にトップにアップしたイラスト&小話です。
4月に行った松本ミラツアでとあるバーに入ったんですが、とても雰囲気がよく、印象的だったので、高耶さんにバーテンダーになってもらいました。
松本って、良いバーがあることで有名らしいですね。2巻で直江に連れられて入ったのはホテルブエナビスタのバーということらしいですが(このバーはすでにありません)、地方都市にしては普通の街中にも良質なバーが多いようです。私は「松本ブリーズ」という信州りんごを使った爽やかなカクテルを頂きました。松本ミラツアについては、ミラツアコーナーをご覧下さい。
しかし…高耶さんが作ってくれたカクテルなら、たとえ毒でも喜んで飲み干しそうだな、直江。