珠玉の(非公式)直高ソング12曲で振り返る
直江信綱、愛の軌跡
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なーんて、ものものしいタイトルをつけてしまいましたが、
要は、わたくし遊丸が、
「これは直高だ! 直高以外の何ものでもないっ!!」
と思った(思い込んだ)曲を勝手にかき集めて、
その直高度を検証してみよう!という、まあ言わば単なる直高イメージソング集です。
本編の時系列に沿って紹介してみようと思います。
ご覧になる前に以下のことにご注意下さい。
・全部直江信綱のターン!(直江視点オンリー)
・最終巻までのネタバレてんこ盛り
・世代の知れる懐メロばかり
・九割以上が男性アーティスト
・ほとんどが皆さんご存知の有名ソング
・独断と曲解と個人的シュミに満ち溢れた選択眼(若干ラルク贔屓)
なお…、
歌詞は、リンクが貼ってある「うたまっぷ」を参考にして頂けるといいかと思います。
歌詞の内容がミラージュと特にシンクロしているように(私が)感じられた箇所には、
「○段落目○行目」と表記しています。この表記は「うたまっぷ」を元にしています。
また…、
参考動画として、YouTube等の動画へリンクを貼っています。
動画が削除されていた場合はご容赦下さい。
ボリュームは適当に調整して下さい。
よろしいですか?
では、始めますよ?
愛の直高劇場、開幕ー。
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先ず、最初の直高ソングは、恐れ多くもこの曲から!
B’z ALONE
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♪ 1段落目 「夕焼け〜」
高耶さんと再会する前の直江をイメージしてみて下さい。
いつか見た空…東大寺の二月堂のあのシーンを彷彿とさせます。
「この空は……。あなたをいとおしいと思う気持ちに、よく似ている」
♪ 3段落目 「ALONE〜」
♪ 7段落目 「いつか〜」
30年前のあの事件以来、景虎の行方を必死になって捜していた直江。
一時は絶望に打ちひしがれ、リストカットまでしたけれど、
橘の父に諭され、心の強さを少しずつ取り戻した直江。
そんな彼が、ひたむきに景虎との再会を信じ、
孤独とたたかいながらも前を向いて生きていこうとする姿を感じます。
♪ 9段落目 「You're〜」
若き直江の、悲痛な心の叫び。
思念波を飛ばしまくってる直江が目に浮かびます。
まずいっ、一曲目から落涙ですよ。
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お次は、高耶さんに出逢ってから束の間の幸せに浸るこの一曲。
福山雅治 Heart
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♪ 4段落目 「ずっと〜」
松本で、ようやく高耶さんを見つけ出した時、
あまり表には出さなかったけれど、直江はどれだけ歓喜したことでしょう。
心の中で、きっと涙を流したに違いありません。
♪ 6段落目 「疑わなかった〜」
「あなたは景虎様ですよ」
自分はやっぱり景虎ではないのではないか…と不安そうに呟く高耶さんに、
直江はきっぱりとそう告げました。
例えこの先、本物の景虎だと名乗る人物が現れても…、
私にとっては仰木高耶こそが上杉景虎なのだ、と。
♪ 7段落目 「交わした〜」
そして、その高耶さんが記憶を失くしていることは、
きっと、ふたりをやり直すチャンスなのだと考え、
直江…あの頃のキミは、紳士の仮面を被り、高耶さんを献身的に守っていましたね。
自分を父親のような存在だと信じ込む高耶さんと微笑みなんぞ交わし合って、
心中狂喜乱舞していたに違いありません。
もっとも、この犬はすぐに尻尾を出しやがりましたけどw
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つうわけで、3曲目は狂犬モード発動ソングです。
L'Arc〜en〜Ciel 浸食 -lose control-
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♪ 1段落目 「I 〜」
「その高慢な口を、封じてあげる」
「あなたと、やりたいんですよ」
「…大人の本気を教えてあげる」
「でも右の××は…ほんのすこし…×××…ですね…」
一度目覚めた狂犬はもはや制御不能。
♪ 2段落目 1行目 「覚醒〜」
「あなたみたいなわがままな勝者に、理解なんかされたくない」
「わからせてあげましょうか…あなたが知りたがってる敗者の苦痛を」
「記憶なんて、封じなければよかったのに」
「忠誠なんか…試さないで」
過去の傷を抉られるほど、募っていく征服欲。
♪ 2段落目 3行目 「焼き〜」
「もう断ち切りたい」
「あなたを、誰にも渡したくない」
「…あなたに勝ちたい」
「あなたを抱き殺してやる…。この躯で犯してやる!」
皆既食のように重なり合う太陽と月。広がってゆく陰影。
歌詞の最後の方…「instinct」を「MAD DOG」に変えて歌ってみるといい感じです(笑)。
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気を取り直して…4曲目はあの名バラード。
『覇者の魔鏡』で、芦ノ湖にて心中しようとする直江の心境を思い出してみて下さい。
XJAPAN Forever Love
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♪ 1段落目 「もう〜」
もうすべてを断ち切りたい…積もり積もった苦痛も妄執も。
己の中に眠る獣を目覚めさせてしまった直江が行き着いてしまった絶望の淵。
彼のそんな心理状態にシンクロします。
♪ 2段落目 「Ah〜」
「断ち切りたい。この鎖を」
「あなたとともに消えてしまいたい…」
打ちひしがれる直江の心に浮かんだ、たったひとつの解決策。
永久に変わることなく景虎の愛を独占する方法、それは…
♪ 7段落目 「Forever〜」
鏡の中で、湖の底で、永遠にふたりきりになる。
もう他の誰も愛させはしない。あなたは永久に俺だけのもの。
そこは唯一にして、究極の理想郷。
「永遠に、あなたのそばにいる」「もう…はなれない」
♪ 8段落目 「Ah〜」
「もう…幸福になってもいいでしょう?」
「もういいでしょう…、景虎様」
「もう…私たちは、終わりにしてもいいのでしょう…?」
この最高にロマンチックなシーンに、なんというシンクロ率。
PV動画で白いドレスを着ている外国人女性が、
白装束の高耶さんに見えてくるから不思議です(病気)。
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5曲目は、『わだつみの楊貴妃』辺りのイメージで。
ポルノグラフィティ アゲハ蝶
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♪ 2段落目 「旅人〜」
換生者の宿命ですね。
心身に蓄積された疲労から、換生することすらもう止めにして、
すべてを終わりにしてしまいたいと願い始める直江を思わせます。
♪ 4段落目 「あなた〜」
景虎という絶対的な支配者に出逢ってしまってから、
直江のすべてが変わってしまったんですね。
狂おしいほどの憧憬も、血反吐を吐くような屈辱も、
身を焦がす劣情も・・・、すべて景虎ゆえのものでした。
♪ 6段落目 「もし〜」
ミラージュ名物、回る直江のことですね、わかります(笑)。
『わだつみ…』では存分に回ってくれました。
♪ 7段落目 「あなた〜」
きました。わだつみクライマックスシーン。
「大丈夫。怖くない…」
苦痛も反発も皮肉も憎悪も…すべてを疲弊の彼方に置き去りにし、
最後の最後に、あの懐かしくも優しい温もりで高耶さんを包み込む直江。
そんな男が、燃え盛る炎の中、高耶さんを庇うために銃弾に倒れたのは、
やはり必然の運命だったのでしょうか。
直江ぇぇぇーーー!!
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続けてもう一発、いきましょう。
わだつみ、炎のクライマックスナンバー。6曲目です。ラルクのアルバムから。
L'Arc〜en〜Ciel いばらの涙
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♪ 4段落目&7段落目 「天〜」
天の采配か、運命の悪戯か。
鮮血を迸らせた直江が、息を引き取る瞬間、抱いたのはどんな想いだったのか。
♪ 最終段落 「声〜」
なんですか、これは。『わだつみ…』のために書かれた歌詞ですか?
そんな風に錯覚してしまうほどのシンクロナイズド直高ソング。
嗚呼…地獄の業火、冷えていく亡骸、愛しい人の絶叫…。
すみません、もう一度叫ばせて下さい。
直江ぇぇぇーーーー!!
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さて、7曲目は『黄泉への風穴』〜『火輪の王国』のイメージです。
復活した直江が、小太郎直江に傷つく高耶さんへ贈る、渾身のウェイブソング。
安全地帯 悲しみにさよなら
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♪ 2段落目 「夢〜」
『黄泉…』では、高耶さん、開崎直江にしっかり抱かれていましたね。
まどろみの中、一時偽装現実から解放された高耶さんは、
直江がもうどこにもいないことを思い出し、涙が枯れ果てるまで泣いていました。
そんな高耶さんを目の前にして、ウェイブ直江もどんなにか辛かったことでしょう。
♪ 4段落目 「唇〜」
『火輪…』でも開崎直江、しっかり高耶さんの唇を奪ってました。
真実を口移しで伝えようとするかのように、開崎直江は高耶さんに口づけます。
すると、高耶さんもそれを必死にとりこもうとするように求め返します。
「答えは、あなたのなかにある」
偽者の、悪夢の中から目覚めさせようと、直江は高耶さんにそう告げます。
あなたを誰よりも強く愛する者は、他の何者でもない、
今ここにいる自分なのだ…と、そう言い聞かせるように。
♪ 5段落目 「もう〜」
「死んでなんかいない」
「大丈夫。ちゃんと、いる…」
「瞼を閉じて――」
「ここにいる」
心も、その魂も疲弊し切った高耶さんの髪をそっとやさしく撫でながら、
子守唄のようにこの歌を直江に口ずさんで欲しいものです。
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8曲目は火輪のテーマソング。まさかの演歌です(若干空耳入ってます)。
でも、直江って、なんか演歌が似合いそうだと…思いませんか?
石川さゆり 天城越え
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♪ 1段落目 1行目 「隠し〜」
美奈子さんのことですね。
火輪の舞台は阿蘇。
30年前のあの忌まわしい出来事が脳裏を過ぎります。
♪ 1段落目 3行目 「誰か〜」
直江! 直江ですよ! 間違いありません。
こんなことをする奴は、直江以外、そうそういるものではありません(泣笑)。
やっぱり直江ワールドは演歌の世界だったのですね。
因みに、「その女(ひと)犯していいですか」と替え歌で歌えばもう完璧です。
♪ 2段落目 7行目 「恨んでも〜」
景虎を憎しみながらも、身体は欲情に駆られてしまう。
火を噴く山のように、熱く激しく滾ってしまう。
そんな直江のジレンマをコブシで歌い上げているようです。
♪ 2段落目 9行目 「戻れ〜」
あの人のためならば、上杉に戻れなくたって構わない!
そんな直江の心の叫びが聞こえてきそうです。
本気ですよ、この男。
高耶さんのためになら、闇戦国の行方も、
新上杉総大将の地位も、この国の平和さえも…
すべてかなぐり捨てられる男、直江信綱に乾杯。
♪ 2段落目 10行目 「くらくら〜」
出ました。火輪ラストシーン。
阿蘇の外輪山が次々と火を噴く中、
鬼八怨霊群を調伏せんと決死の覚悟で立ち向かう高耶さん。
その背後から人知れずバックアップする直江。
真言を重ね合わせ、ひとつの高揚感に包まれていくふたり…。
やがて、紅蓮の炎が包み込む中、
崩れ落ちる高耶さんを抱きとめたのは、昔のままの、直江の腕…。
熱風の吹き荒れる中、ふたりの身体はようやくひとつに重なったのでした。
あなたと…越えたい…
ええ。直江は越えて見せましたとも。この窮地を。
そうして、あの霧の山荘ですよ。
普段ヘタレでも、やるときはやる男、直江信綱。グッジョブ。
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9曲目は、山荘で結ばれるも、高耶さんを再び失ってしまった直江の、
身を切るほど切ない気持ちを反映した究極のセンチメンタルナンバー。
山崎まさよし One more time,One more chance
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♪ 1段落目 「これ以上〜」
四百年分の艱難辛苦を乗り越えて、ようやくひとつに結ばれたというのに…。
わかってます、高耶さんが直江のことを思って去っていったということは。
それでも…一番失えないものなのに、たったひとつの大切な存在なのに…。
ああ、なんて酷な仕打ちでしょうか。
♪ 3段落目 「いつでも〜」
愛しい高耶さん。魂核の寿命が近づこうとしている景虎様。
彼を追い続け、直江は各地を飛び回ります。
もはやゴールドカードも使えない。上杉の軒猿にも頼れない。
ほとんど裸一貫で、なりふり構わず必死に高耶さんを捜し回る直江。
正に、藁をも掴む気持ちでしょう。
♪ 6段落目 「いつでも〜」
安いビジネスホテルに泊まり、
新聞記者の知り合いや、前換生時の知人まで訪ね歩いて、
どこかに高耶さんの足跡のかけらでもないかと、
血眼になって駆けずり回っていましたね。
♪ 最終段落 「いつでも〜」
どれだけ命があろうと、すべて景虎に殉じる。
ほかのなにものにも構ってなどいられない。
最たるエゴイズムと高度に純化された情熱を余すところなく発揮する直江。
そんな直江をそのまま写し取ったかのようなこの歌は、
『砂漠殉教』のテーマソングに決定です。
それにしても、直江の愛って、どこまで果てしなく、どれだけ深いんでしょう。
これまでも散々思い知らされてきたはずですが、
ここへきて、一層、彼の想いの深さに感嘆するばかりです。
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ここらで、一曲、明るく前向きになれる歌を入れましょう。
10曲目。アニソンですみません。
私はタイトルから入りましたが、歌詞もなかなか直高です。
Aqua Timez 千の夜をこえて
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♪ 2段落目 「あなた〜」
はい、出ました、エゴイスト・直江。
いざという時に見せる、直江のあの底力的な強さは、
こういう、どこまでも真っ直ぐな気持ちから生まれるものなのかもしれません。
イメージするのは、四国で高耶さんの足跡を追いかける直江です。
高耶さんの肉体を知り、彼への愛しさを一層募らせている直江です。
♪ 5段落目 「来た〜」
でも、直江がここまで強固な意志とひたむきな愛を
ストレートに出せるようになるまでには、途方もなく長い時間が必要でした。
優しいだけの愛じゃなかったから、すれ違う日々もありましたね。
もっとも、直江は「無傷」どころか、満身創痍って感じでしたが…。
♪ 最終段落 「千の〜」
伝えなきゃならないこと…ありましたねぇ、直江。
山荘であれだけ時間がありながら、
高耶さんに魂核の寿命のことを伝えることをせず、一体ナニをしていたのやら。
好きな人には好きって伝えるんだ…
愛の言葉なら、直江はこれまでもたくさん口にしていました。
時に、苦しみを吐露するように、時に憎しみをぶつけるように。
ある時は途方に暮れながら、またある時は許しを請いながら。
いくつもの風雨の夜とたくさんの苦い想いをこえて、
「あなたが…好きだからですよ」
『十字架を抱いて眠れ』で、そう告げた直江。
その何気ない単純な一言が、究極の真実なのかもしれません。
何度でも、その言葉を告げるために、直江は高耶さんを追い続けます。
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物語は四国から、熊野、伊勢へと舞台を広げます。
熾烈な闘いと悲壮な運命を経て、
最終巻『千億の夜をこえて』のラストでは、
直江の愛は、揺るぎのない境地へと達し、永遠を目指して歩き始めます。
11曲目はそんな、静かなるも壮大な愛を歌い上げた名曲。
GLAY HOWEVER
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♪ 3段落目 3行目 「あなた〜」
全身全霊をかけ、何を犠牲にしても自分を生かそうとする直江に、
高耶さんは言いました。
「オレは死なない。だが死なないために生きたりはしない」と。
何が高耶さんの幸せなのか。何が二人の最上なのか。
絶対に失えない、そう思えた景虎という魂。
それが消耗されることを、結局は許した直江は、真実、彼を愛していたのでしょう。
それであなたが幸せならば…それが自分の幸せでもあるのだと…、
最後には心からそう思えたのでしょう。
「涙は流れても悲しみではありません」
最期にそう告げたのは強がりからなどではなく、
真に彼の幸せを願い、彼を愛しぬくことができたからなのだと思います。
♪ 4段落目 「愛の〜」
四百年の歳月も、直江の胸中では走馬灯のように思い起こされたことでしょう。
…形ばかりの主従だと思った相手に初めて抱いた戸惑い。
愛憎のはざまで揺れ動いていた衝動。
決して許されぬ罪…。
♪ 5段落目 4行目 「二人〜」
敵同士として死に、再び生を得て、四百年。
遠回りしたふたりの道のりまでも、もはや愛しい…。
♪ 5段落目 5行目 「傷〜」
ああ、告げるがいいさ、何度でも!
♪ 6段落目 1行目 「絶え間〜」
「遥かな時間の果てに、この世の最後のひとりとなって生きて、
最後の命が尽きる瞬間、私はあなたに証明するだろう。
私の愛は、永劫だった、と」
密かにそう誓いを立てた直江は、
「永劫の孤独を埋めてあまりあるほどの幸福」を
確かに手にしていたのかもしれません。
♪ 6段落目 3行目 「恋した〜」
嗚呼、直江津の浜辺…。
高耶さんの魂をそっと胸に抱き、永遠への一歩を踏み出す直江。
自分を信じてくれた、愛していると言ってくれた高耶さんに応えるために、
ただ、それだけのために、彼はどこまでも歩いていくのでしょう。
直江の愛が辿り着いた「最上」の形を歌い上げたこの歌は正に、キング・オブ・直高ソングス!
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いよいよ、12曲目。
またラルクのアルバムからですが、ラストを飾るにふさわしいバラードです。
ただひとつのかけがえのない愛をとわに抱いていける幸福を、直江に!
L'Arc〜en〜Ciel あなた
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♪ 1段落目 4行目 「何も〜」
目の前に広がる果てしない道のり。
一体これからどれだけ生きることになるのか、どれだけの痛みを背負っていけばいいのか。
それは想像するよりもはるかに苛酷な、
誰ひとりとして経験したことのないほど壮絶な「生」になるかもしれない。
それでも、胸には高耶さんが…景虎が、いる。
「あなたは逝った後も、私とずっと一緒に生きていくのですから」
♪ 4段落目 「嵐〜」
幾億の月日が過ぎ、赤茶けた荒野が広がる時代が訪れようとも、
太陽の昇らない漆黒の闇が続く世になろうとも、怖れるものなどない。
あなたとともにあれば。
♪ 5段落目 「もどかしさ〜」
「私たちはまだこの先に更なる『最上』を見つけていけるはずだ。
あなたを抱いて歩き続けるかぎり」
♪ 6段落目 「胸に〜」
高耶さんの最期の時、「愛しています」と告げた直江は、
涙を流しながらも微笑していました。
その心には一片の曇りもなく。何の悔いも、恐れもなく。
胸に抱いた景虎の魂も、いつか粉々になって消えてしまうのでしょう。
それでも、直江がふたりの「最上」を求めて生き続けるかぎり、
そこには高耶さんの…景虎の想いが寄り添うようにともにあるはずです。
いつまでも、どこまでも、ふたりはひとつになっていくのです。
ありがとう、高耶さん。ありがとう、景虎様。
そして、直江信綱の魂に、幸多かれ…。
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長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。
「珠玉の(非公式)直高ソング12曲で振り返る、直江信綱、愛の軌跡」
いかがでしたでしょうか。
少しでも共感して頂けたなら、嬉しく思います。
もっとこう、軽〜く、曲についての雑談など交えて書こうと考えていたのですが、
いざ書き始めたら、思いのほか力んでしまいました。
直江の愛の重さゆえなのでしょうけれども、
曲もいずれもすばらしいものばかりなので、そのせいもあって、
本当に直江が乗り移ったかと思うくらい(笑)感情移入してしまいました。
そうして、色んなことを思い出しながら、
なんだか直江という男が愛しくすらなってきてしまう始末。
あれ? 私って、直江のことがこんなに好きだったんだ…。
意外な発見でした(笑)。
いや、前から好きでしたけどね。
でも、こうして改めて直江という男と…彼の想いと向き合ってみて、
その愛すべき人間臭さのようなものを再認識しました。
・・・人間臭いんですが、どこかで人間離れしているとも言えますね。
あの激烈な愛に絡め取られたら、もう絶対に逃れられそうにありません。
彼のそんな非凡さの前には、景虎という支配者すら、
むしろ普通の人に見えてきてしまいそうで怖いです。
この直高ソングネタは、ちょっと前から少しずつかき集めていたんですが、
特に、最初から直江視点オンリーにするつもりではなかったんです。
ただ、集めたものを見てみたら、全部直江だったという…。
「はじめに直江の愛ありき」
炎の蜃気楼という物語のおおもとは、
直江信綱という、ひとりの男の愛だったのかもしれません。
本当は「高耶さんソング集」もやってみたいんですけど、
なかなかネタが見つからないんですよねぇ。
「♪盗んだバイクで走り出す〜」くらいですよ、高耶さんを感じるのは(笑)。
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高耶さんソング集もできました。
「珠玉の(非公式)高耶さんソングを中心に12曲で振り返る 仰木高耶、魂の軌跡」
はこちらからどうぞ |
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