大国主命(おおくにぬしのみこと)を祭る、日本最古の神社。

大国主命は葦の原を開拓して農業を興し、国を豊かにされた「国造り」の神様。
出雲大社駅前から大社へと続く参道。緩やかな上り坂、両脇に聳える松、彼方に見える出雲の山々が、古代日本への憧憬を掻き立てます。
出雲大社の大鳥居。

この鳥居をくぐると松の参道が続き、その向こうに神殿が見えてきます。
松の参道の松。

山陰の松はとても立派なものが多いような気がします。
背後に聳える山々から神聖な空気が降りてくるようのでしょうか。
松の合間から現れる神殿。
手前が拝殿、奥にあるのが本殿です。
これは拝殿。
拝殿のしめ縄。

出雲大社のしめ縄は有名ですよね。でも日本で一番大きいのはこれじゃないんです。
祈願だか御祓いだか。拝殿にて。

手前の板に書かれているのは出雲大社の参拝作法。「二拝 四拍手 一拝」、即ち、最初に二回お辞儀をしてから四回手を打ち、最後にもう一度お辞儀をして去るという意味です。
ゆるやかな太鼓の音が響くと、厳かな雰囲気になります。
幾星霜。
光陰。
お清めの水。
本殿は二重に囲まれているようなのですが、こちらは外側の門、八足門。一般参拝客のお参りはここまでです。
八足門から望んだ楼門。この門の向こうが本殿のようです。
本殿の外塀。

本殿の脇を流れる清水。
あちこちにたくさんのおみくじが結んであります。

私も引きましたが、出雲大社のおみくじって「大吉」とか「吉」とか書かれていないんですね。内容的には良いのもあれば悪いのもあるようですが・・・。吉となるか凶となるかはこれからの自分次第ってことなんでしょうか。
本殿脇にある「十九社」。

旧暦の十月のことを「神無月」と言いますが、全国の神様が集まって来る出雲では「神在月」と言うようですね。

この十九社はその神在月に集まった神様の宿となる所なのだそうです。
本殿を脇から。
古代日本のかたち。
本殿裏手にある彰古館。

大社にまつわる品々を展示しています。
本殿裏に咲くギンモクセイの花。芳香を放つギンモクセイに結べばおみくじもご利益がありそうです。

個人的にはこのギンモクセイの香りってあんまり好きじゃないんですよね・・・。キンモクセイは大好きなんですが、ギンモクセイはちょっともわっとした香りで頭が痛くなります。
本殿裏は苔むす鬱蒼とした林になっています。

この日は連日の晴天で苔はすっかり乾いていました。
ひっそりと佇む小さな社。
松の落ち葉。
本殿裏。
本殿を北東角から。
本殿を覗き見。

因みに本殿は国宝に指定されています。
大社小景。
本殿西側に位置する神楽殿。

ここにかかっているのが日本一のしめ縄。
長さ13m、周囲9m、重さ4700kgもあるのだとか。
上から落ちてきたら間違い無く死にます。。。
神楽殿では、祈祷や結婚式も行われるそうです。