北京飯店

「上流北京」




北京の中心通り「長安街」に面し、天安門から程近く、王府井の入り口すぐ脇に位置する「北京飯店」。北京市内で一番古いホテルであると同時に格式も高く、★★★★★。数多くのVIPを迎えている(のだと思う。因みに私は泊まったことは無いです/笑)。
このホテルは非常ーーに長いです。この写真は真ん中部分。この左(西側)に続くのが「貴賓楼飯店」という別ホテル(こちらも★★★★★)なんですが、貴賓楼からは何と故宮が見渡せるとか。共に、死ぬまでに一度は泊まってみたいホテルです。







こちらは北京飯店東端。長安街の両側にはこんな巨大なビルがひしめき、夜は美しくライトアップされています。そんな長安街を車で走っていると、北京も捨てたもんじゃないと思います。「北京でこの長安街だけは外国人にも胸を張って自慢できる」、世界各国を回ってきた中国の人がそう語っていました。

こんな北京を見ると、やや貧しい人々が住む平屋地帯(その中に入り乱れている狭い小道が所謂「故同(フートン)」)や、ごった返した庶民の食品市場が嘘のようです。そんな一部の裕福さ糾弾するかのように、高級ホテルを出ると十中八九は小さい子供連れの物乞いに出くわします。貧富の差が激しいのです。







北京飯店ロビーの一角。「日中国交正常化30周年」「日本自民党代表団熱烈歓迎」と書いてある幕が張られていました。ロビーに入る時むさい「OSSAN」がたむろしていると思ったら・・日本の自民党のお偉方だったんでしょうか?(笑)

歓迎ムードにちゃっかり自分まで歓迎されているような気分を味わいつつ、ホテル内を散策。







ロビーの一角で行われていた生演奏。明るく、天井の高い優雅なロビーで、外人のお兄ちゃん方が洒落た曲を演奏していると、ここが中華人民共和国であるということを忘れそうです。

この楽隊にカメラを向けていた時、外人さん御一行が私の前を通り過ぎ、その中の一人のお兄ちゃんがカメラの前で「WOW」と面白い顔を作ってポーズを取ってくれ?ました。一瞬のことだったので唖然としてシャッター押してはいないんですが、外人は気さくで良いですね。あ、遊丸さんもここでは外人でしたね(笑)。








北京飯店内に飾られていた美術品2点。

左は有名なあの始皇帝兵馬俑です。本物見に行ったことがありますが、凄かったです。何が一番印象的だったかって、西安のトイレと現地人の観光客相手の商売魂(笑)。

右は・・何だろう?(笑)。写真撮るなら何て書いてあるかちゃんと見とけって感じですね(汗)。形から見るに、武漢に建つ黄鶴楼の模型です多分。武漢は列車で「通った」ことがあります。車窓からこの黄鶴楼も僅かながらに見えました。黄鶴楼は李白が詩に詠んでいるので有名ですね。『孟浩然の江陵に之くを送る』・・・「惟見る長江の天際に流るるを」ってやつですね。この詩は昔から大好きです。








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