王府井

「浦島太郎気分」




王府井通りの入り口に掲げられた巨大な額。

「王府井(ワンフーチン/Wang2 fu3 jing3)」は日本でも有名ですね。中国語のテキストでは「王府井は日本の銀座です」なんていう不届きな(笑)例文を良く見かけます。私が数年前北京に居た時は、とっても「田舎臭い」通りだと認識していました。外地から来るおのぼりさんで溢れていて、売っている品物も何だか古臭かったし。それが今回行ってみて愕然としました。まるで別の場所。







王府井の入口。

写真右のビルにマクドナルドの「M」の看板があるのですが、判るでしょうか?
北京で最初にマックが出来たのが王府井だったと思います(この写真に写っている店舗ではありません。一号店は確かもう無かったかと・・街の変化が速いんです)。私が最初に北京に行ったのは7〜8年前ですが、その頃北京にマックは5店舗くらいしか無かったと記憶しています(今では街の至る所にありますが)。そして、めっちゃくちゃ混んでいた印象があります。長いこと並ばないと買えないし、席を取るのも一苦労。その頃は北京の人々にとってハンバーガーはとても珍しいものだったんですね。値下げ値下げで頑張ってる日本のマクドナルドとは大違いです。因みに妙な比較ですが、北京ではビッグマック1個はスイカ1個とほぼ同じくらいの金額です。







王府井書店。でっかい本屋さんです。日本で言うと、新宿の紀伊国屋みたいなとこですね。







北京市百貨大楼。

北京の老舗デパート。今回はもう閉まっていたので中には入っていませんが、とても古いスタイルのデパートです。以前は確か、エスカレーターが無かったような記憶が・・・。







夜やや遅い時間だったので人影もまばらで、閉まっている店も多かったのですが、それでも以前よりずっと華やいだ通りになっていることはよく解かりました。写真は歩行者天国の中を走るミニバス。

新東安市場という巨大モールが完成していて、通りの幅も広くなり、歩行者天国になっていました。それに工芸品などを売る小さなお土産店がたくさんできていて、品物も豊富だし、以前ほど田舎臭くないし、しかももの凄く安い。物によっては、外人向けのお土産専門店やデパートの二分の一、三分の一くらいだったり。








王府井に面している「工芸品・・何たら・・公司」とか何とか言う(すみません忘れました)工芸品専門店で。美しい絵が描かれたガラス瓶がディスプレイされてますが、この絵、なんと瓶の口から細い筆を入れて、内側から描いているんです。ここに売っているものの中にはこのオジサンが描いたものもあるとか。で、買うとサービスで名前を書いてくれるんです。遊丸さんも書いてもらいました。↓








左の写真の左下に名前書いてもらったんですがね、オジサン、名前書くのはヘタだった(笑)。夢のように美しいこの小瓶、中国の伝統工芸品で、結構どこでも良く見かけるんですが、使い道って何だと思いますか?・・・実は、中に薄荷を入れて、爺が鼻が詰まった時に鼻に当ててスーハー息を吸って鼻詰まりを治すのに使うんだとか。同じ美しいガラス瓶でも西洋の貴婦人が使う香水瓶とは大違いですね(涙)。








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